樹。

2014/02/07 1:44 pm

ある人にいわれた。
「ひとりで立っている木なんてないんだよ。
水があり、風があり、大地があり、虫がいて、木ははじめて立っている。
ほんとうの自立とは、そういうものだよ。
与え、与えられ、めぐりめぐり、つながりあって、木は立つことができる。」

それを聞いたときから、木が描きたくてたまらなくなった。
お正月に友達が、外国から届いたばかりの紙と絵具をもってやってきた。
色ためしのつもりが、樹になった。
いままでのわたしが描いたことのないほど、太い幹になった。

最初にプランニングしてない絵は、不恰好でバランスもわるい。
けれど、その、自然に生まれた感じが、妙にエネルギッシュにもなる。

お正月から、木の真ん中あたりだけが描き残された状態で、ずっと立てかけられていた。
今日、その空洞に、鳥が入った。

循環する木01